適職はなぜ見つけにくいのか?
- Capire(カピーレ) 伊藤亜里沙
- 2018年12月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年8月12日
「自分らしく働きたい」
そう考える人は多いです。
でも、具体的にどんな働き方かと問われると、明確には答えにくいもの。
なぜ、適職は見つけるのが難しいのでしょうか。
そこにはこんな理由がありました。
「現在の自分」は、 「本来の自分」 と「後天的に形成した自分」でできています。
「本来の自分」は、自身の性格の種のようなもので、生まれつきそういう
特徴を持っていて、一生変わらないと言われています。
逆に、「現在の自分」は、「後天的に形成した自分」によって、どんどん
変わっていきます。
良い風に変わっていくのはとても素敵なこと。
一方で、「本来の自分」の特徴を無視しすぎてしまうと、自分らしい働き方や
適職が見つかりにくくなってしまいます。
この「本来の自分」は、いろんな本質が組み合わさってできていて複合的な
ものなのですが、とてもざっくり言うと2種類あって、
1つは、仕事をする時や人と接する時だけ前に出てきやすい「対外的な本質」。
そしてもう1つは、常に自分の中に存在する「内側の本質」です。
ほとんどの人は、これら2つが生まれつき一致していません。
よって、「周囲から言われる自分」と「自分で認識している自分」の特徴が違う、
ということも多いです。
厄介なことに、「内側の本質」は「対外的な本質」よりも分量が多く、
その人の大部分を占めており、生き方、考え方、人との接し方に大きな影響を
与えているのです。
時々、著名人への密着ドキュメンタリー番組で、その方が
「自分はみんなが思っているような人間じゃない」と言って自己矛盾を抱いて
いる姿を目にしますが、これも「対外的な本質」と「内側の本質」が違うから
かな、という気がします。
そして、先に述べた「現在の自分」と「本来の自分」がかけ離れている場合、
無理をしていたり、ストレスを抱えていたりする可能性もあります。
「本来の自分」は一体どんな人なのか?
それを知った先に、もしかしたら探していた答えがあるのかもしれません。